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4月30日 パーガサイト

英名 Pargasite

 

和名 パーガス閃石

 

流通名 パーガサイト

石言葉 潜在能力を引き出す、調和を促す

◆精神面・肉体面の働き
あなたの中にあり、目覚めようとしている眠れる潜在能力を刺激し、引き出してくれます。
また、引き出されることにより、
あなた自身のバランスが崩れないように調和をとることを教えてくれます。

◆歴史・知識
非常に珍しい鉱石の一つです。
鉱物学的には、187種あるアンフィボール(角閃石)・グループ(Al,Fe,Ca,Mg,Na
などを含む珪酸塩鉱物)に属する鉱物です。
もっとも多様な化学組成をもつグループで、カルシウム、マグネシウムに富み、ナトリウム(Na)と
アルミニウム(Al)を含むパーガス閃石を基本的な化学組成とします。
主に変性層状マンガン鉱床や、接触変性岩中に産出することが多く、単斜晶系で、濃緑色〜濃褐色のものが多く、
長柱状や繊維状の集合体として産出します。劈開は完全で断口は不平坦状を示し、条痕は含まれる組成によって
異なりますが、クロムパーガス閃石の場合は淡緑色からエメラルドグリーンを示します。

66種あると言われる角閃石グループの中で、クロムを含む閃石は非常に珍しく、
日本の愛媛県東赤石産で発見された愛媛閃石と呼ばれるものがこのクロムパーガス閃石になります。

名前の由来は、フィンランドのパーガス(Pargas)という場所で発見されたことに由来し、
その頃のフィンランドの総督だったファピアン・ゴッダルド・フォン・シュタイン入るにより、
1814年に命名されました。
和名では「パーガス閃石」、または「パルガス閃石」と呼ばれます。

結晶が小さく、劈開があるため加工の難しい鉱物だったのですが、
近年は宝石質のルースとしても流通が見られるようになりました。
フィンランドのPargas地方、ビルマのモゴク、パキスタンのフンザ渓谷、タンザニアのメレラニ丘陵、
カナダのパフィン島、雲南省、ベトナムのLuc Yen・・・など、
少量の場合もありますが、様々な地域で発見されるようになりました。

黄褐色のものはパナジウムの発色によると考えられており、宝石質の美しいものが知られています。
また、緑色の美しいものは、小さな結晶が母岩付きでよく見られるようです。

非常に珍しいこの石は、まだパワーストーンとしては一般的な認知は薄いといえるでしょう。

各国の鉱床から産出するこの石は、まだ見ぬ可能性を秘めた種、そのものと言えるでしょう。
持ち主の才能を引き出し、自らの可能性に気づかせて、その種を育むように導きます。
自らの可能性と、これまで築き上げてきた世界の基盤を調和させ、しっかりとした土台の上で
可能性を開いていけるようにサポートします。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

ビルマ・アフガニスタン・パキスタン、日本など

◆鉱物学的データ

化学式 Ca2(Mg,Fe2+)3Sl4Si6O22(OH)2
結晶 単斜晶系
劈開 完全
光沢 ガラス光沢
モース硬度 6
比重 3.069-3/181
分子量 -
金属元素重量分率 -

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