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4月9日 サーペンティン

英名 Newjade(Serpentine)

 

和名 蛇紋石

 

流通名 サーペンティン

石言葉 やすらぎ・安心感を与える

◆精神面・肉体面の働き
ネガティブな感情や思考を吸収し、あなたの心の安らぎと安心感を与えてくれます。
心身の疲労感を緩和し、焦りやイラつきをなだめてくれます。
身につけることで、ほっと一息つく時間をつくることを自分に赦してくれます。

◆歴史・知識
サーペンティン(蛇紋石)は、共通の組成式をもつ鉱物のグループ名で、同質異像の鉱物にアンチゴライト(Antigorite)、
クリソタイル(Chrysotile)、リザーダイト(Lizardite)の3種類があります。
変成岩、または火成岩中の超塩基性岩のどちらかに分類される岩石で、
サーペンティンを主成分として含む岩石を特にサーペンティナイトといい、
地殻の深部で生成されたものが断層帯にそって地表地殻に上昇してきたものとなります。
成分としては微量のクロム・マンガン・コバルト・ニッケル等を含むこともあり、地質的に脆弱な地質構造線や、
断層構造に沿って広く分布します。

含水鉱物であるために風化しやすく、脆くて崩れやすい性質を持つため、
蛇紋岩で形成された地域は地滑りが起こりやすい地域となります。

結晶は単斜晶系や斜方晶系に属し、色は黄緑色、暗緑色の他、褐色、白色などもあります。

名称はラテン語の「serpentinus(蛇のような)」に由来しており、その名の通り、岩石の集合表面の状態が蛇の模様に
見えることから命名されました。
カナダのケベック州、アメリカ、アフガニスタン、イギリス、中国、ギリシャ、韓国、ミャンマー、フランス、
インド、ノルウェー、ニュージーランド、イタリア、ニューカレドニアなど、世界各地でみられますが、
日本でも多く見られる岩石であり、2016年5月10日には日本地質学会により、「岩手県の岩石」に選定されました。
蛇紋岩由来の土壌はニッケル・クロム・コバルトの含有率が高く、カリウムとリンの含有率が低いため、
植物にとっては生育を阻害されることがあり、有毒になります。
そのため、サーペンティンを土壌に含む地域には遅成長型の低木地が広がり、木々もまばらになるため、
このような土地を「サーペンティン荒野」と呼ぶことがあります。

サーペンティンは、加工がし易く、古くは研磨によって現れるその独特の紋様をいかして彫刻に用いられることが多く、
古墳からはこの石でつくられた護符がたくさん発見されています。
古代アフリカ人はビーズとして使用し、古代ローマ人は「度の安全を守る石」として、アメリカの先住民は
「危険から身を守る石」としてしようするなど、世界各地で愛されてきました。
また、ヨーロッパの古墳からも、種々の形状のものが多く発見されています。

現代でも危険から身を守るお守りとして愛されるサーペンティンですが、他にも、集中力や洞察力を高めて、
持ち主の霊性を目覚めさせると言われています。

地球に接続させる石で、クラウンチャクラを刺激して霊的能力と理解を開きます。
クンダリーニのエネルギーにも同調し、叡智の回復を助けて過去世の記憶を取り戻すと言われています。
心身のバランスを取り、不要な妄想から意識をまもり、持ち主が着実に霊的成長の道を歩んでいけるように助けます。

肉体面では、肉体と血液の浄化と解毒によいとされており、長寿の石としても知られています。
寄生虫を駆除してカルシウムとマグネシウムの吸収を助けて、低血糖と糖尿病に効果を発揮すると言われています。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

中国

◆鉱物学的データ

化学式 (Mg1Fe2+)3Si2O5(OH)4
結晶 単斜晶系・斜方晶系など多様
劈開 -
光沢 ガラス光沢-絹糸光沢
モース硬度 2.5-4
比重 2.2-2.9
分子量 -
金属元素重量分率 -

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