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2月28日 ブルーアンバー

英名 Blue Amber

 

和名 琥珀

 

流通名 ブルーアンバー

石言葉 気持ちを落ち着かせる

◆精神面・肉体面の働き
この深い蜜色の石は太陽の暖かさを秘めたエネルギーに溢れています。
それは特に、あなたの中の張りつめてしまった神経に働きかけ、感情の鎮静・バランスを保ちます。

◆歴史・知識
アンバーは第三紀時代の松柏科植物の樹脂の化石化したものになります。
植物の樹脂ですが、地中から採取されるために便宜上鉱物として扱われています。
色は黄色、赤色、褐色の他、白色、青黄色のものなどがあります。
中には、インクルージョンとして小さな虫や植物の破片がみられるものもあります。
比重がとても軽いので海水に浮くのですが、
それが海岸に打ち上げられたものは「シー・アンバー」と呼ばれています。
古代ギリシャ人は、海水に浮くほど軽いのに、まるで太陽の光を閉じ込めたような重厚な美しさから
「海中に入った夕日の精が固まって海岸に打ち上げられたもの」と考えていたそうです。

また、「シー・アンバー」に対し、鉱山から採掘されるものは「ピット・アンバー」と呼ばれています。

アンバーは、150度で軟化し、250度〜300度で溶解します。
小さな破片を加熱溶解して固めたものは「アンブロイド」または「アンブレイド」と呼ばれています。

歴史はかなり古く、旧石器時代の頃にはすでに人々の間で装飾品や治療薬として使用されてきました。
古代エジプト、ギリシャ、ローマでは、祈祷師たちがセレモニーの際に身につける「神聖なお守り」として崇められ、
東洋では焼いたものを伝染病を防ぐ薬として用いて、中国では香にしていたと伝えられています。

元々が植物であるアンバーは、大地と強い結びつきがあるとされ、
高次のエネルギーと繋がりグラウンディングすると言われています。
強い癒しと浄化の効果を持ち、肉体を解毒し、組織の再活性化を促します。
ネガティブなエネルギーをポジティブなものへと変換し、自己治癒を高めて免疫力を高めます。

感情を鎮静させるとともに、人生に安定感をもたらして、
伝統を重んじつつも快活でのびのびとした性質へと形を変えて行きます。
自殺願望やうつ傾向のある場合にもとても良いとされています。

知性を刺激し、鬱状態を解消し、ポジティブで創造的な自己表現を助けます。
柔軟性、穏やかさ、信頼を育むとされ、バランスと忍耐の元に持ち主が意思決定をできるようにサポートします。

肉体レベルでは、体に生命力を吹き込み、チャクラを強力に浄化します。
肉体のバランスを回復させ、自己治癒を促します。

喉のチャクラと共鳴するとも言われており、甲状腺の疾患や喉の障害にも良いとされています。
その他にも、胃や腎臓、脾臓、膀胱、肝臓、胆嚢などの治療に役立つとされています。

ブルーアンバーは琥珀の中でも、太陽の光の下(紫外線光)でのみ、マリンブルーに輝く珍しい琥珀です。
屋内ではブルーアンバーも通常の琥珀と同じく、深い、もしくは明るい蜜色に輝いているのですが、
太陽の光(紫外線光)をあてると美しいブルーに輝き始めます。

もともとの、アンバーの深みのある色合いから現れるその青色は非常に美しく珍しいもので、
宝石好きや鉱物コレクターにも人気があります。

なぜこの石がそのような光による色の変化をみせるのか、仮説はありますが正確にはわかっておらず、
本質はその色合いの美しさと同じく神秘に包まれています。
一説では、樹脂に含まれている成分が紫外線に反応するためではないか、という仮説がたっていたり、
火山ガスの影響からアンバー中に金属イオンが形成され、それが発光しているのではないか、
との説があったりしますが、どれも正確なことはわかっておらず、核心には至らないようです。

その深い青色は持ち主の心を穏やかに落ち着かせます。
穏やかながらも、太陽の力を受けるそのパワフルさは持ち主にポジティブなエナジーをもたらし、
心と体のエネルギーバランスをとれるようにサポートします。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

ロシア・ポーランド・インドネシア・ドミニカ

◆鉱物学的データ

化学式 高分子イソプレノイド
結晶 非晶質
劈開 なし
光沢 不透明または樹脂光沢
モース硬度 2-2.5
比重 -
分子量 -
金属元素重量分率 -

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