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2月16日 ドロマイト

英名 Dolomite

 

和名 苔灰石(白雲石)

 

流通名 ドロマイト

石言葉 ネガティブやマイナス思考を払拭し、前進する力を与える

◆精神面・肉体面の働き
あなたの中のネガティブやマイナス要因を吸収するこの石は、あなたが未来に前進するために
不要な感情や思考を払拭し、勇気や力強さを与えてくれます。

◆歴史・知識
ドロマイトは苦灰岩の主成分鉱物であり、炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムの復塩で熱水鉱脈中、
石灰岩や苦灰石岩中の空洞、蛇紋岩の脈中、マグネシウム鉱脈中や銅、亜鉛などの金属鉱脈中などに産出します。
交代作用によって石灰岩から二次的に生成するものと、沈殿作用によって一時的に生成するものが存在し、
苦灰岩の中のドロマイトは、石灰堆積層のカルシウムが海水中でマグネシウム化されたと考えられており、
三方晶系に属する菱面体の結晶や双晶、塊状、粒状、8面体結晶、板状結晶集合体などで発見されます。
色は無色、白色、灰色、緑色、淡褐色、ピンク色などが存在し、透明、または不透明でガラス光沢—真珠光沢を持ち、
劈開は菱面に完全で、条痕は白色、断口はやや貝殻状となります。
真珠光沢を示すものは、欧州では特に「パール・スパー」とも呼ばれ、湾曲状の結晶によく、見られる特徴になります。
純粋なドロマイトは約54%の炭酸カルシウムと、約46%の炭酸マグネシウムを含んでいて、その比率は約1:1となっています。
日本では北海道から沖縄まで、石灰石と同じ分布をし、岩手県の和賀町岩沢では、球状のドロマイトが産出し、
これは霞石の仮晶とされて変わったドロマイトの一種とされています。

名前は、この鉱物の研究者であったフランス、ドフィーネ生まれの鉱物学者、
デオダ・ドウ・ドロミューの「Dolomieu」に由来しており、イタリア側のチロル・アルプスへ
野外調査に出かけていた際に石灰性の岩体を発見し、方解石とことなって希塩酸に対して発泡性を示さない、
という観察がなされました。

現代では、セメントの原材料や、マグネシウムの原料、製鉄用の対火材としても利用されています。

「跳躍」、「勇敢」を象徴すると言われ、積極性と活発さ、
大胆さのある行動をもって何事にも意欲を持って取り組むことができるようにサポートすると言われています。

問題を解決できるように導き、持ち主の弱気を追い払って励まし、
発展的な思考でものごとに取り組めるように育むとされています。

肉体面では副腎の不調に良いとされています。
ビタミン類の吸収を助けて、細胞の再生を促すと言われています。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

アルジェリア・ブラジル・スイス・ナミビア・メキシコ・アメリカ・ドイツ

◆鉱物学的データ

化学式 CaMg(CO3)2
結晶 三方晶系
劈開 菱面に完全
光沢 ガラス光沢-真珠光沢
モース硬度 3.5
比重 2.85-2.96
分子量 184.4014
金属元素重量分率 Mg 0.1318 Ca 0.2173

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