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8月18日の誕生石 ホワイトオニキス

英名 White Onyx

 

和名 白瑪瑙

 

流通名 ホワイトオニキス

石言葉 対人関係・ストレス緩和・手中にある成功

◆精神面・肉体面の働き
あなたの感情を鎮め、精神バランスを整えます。
ネガティブな感情や思考を浄化し、魔を避けます。
怒りを鎮め、マイナス思考を払しょくします。

◆歴史・知識
アゲート(瑪瑙)は代表的なペグマタイト性鉱物であるクォーツ(石英)の潜晶性変種の一つで、
水中に溶け込んだ珪酸分(Sio2)が低温下で沈殿したものが微小な結晶の集合となり、
各結晶間にはさらに小さな透き間を持って縞模様や紅色となって形成されたものを指します。
カルセドニー(玉髄)の一種で、多孔質で染まりやすい性質を持つため、
古くから赤や緑や紫など様々な色に染色されてきました。

イタリアのシチリア島に古典期の産出地があり、
「アゲート」という名称はその島の古い川の名前に由来しています。
また、和名の「瑪瑙」は、その塊が腎臓状で馬の脳のようだったことから命名されました。

染色により美しい色が楽しむことができ、各地で産出する身近な鉱物であったため、
古くから装飾品や護符・治療薬として用いられてきた鉱物の一つで、古代エジプトやギリシャ、
ローマ、アフリカや中東など、非常に広い範囲の地域の人々の間で愛されてきました。
ペルシャでは、この石を焼いた煙が台風や竜巻の進路をそらし、
川の流れを止めるという言い伝えがあります。また、ヨーロッパでは、
アゲートをロープに結んで海に投げ込み、真珠を探すのに使用されたと伝えられているそうです。
天然の色合いや縞模様、形を楽しむ他、潜晶質の性質を活かして鮮やかな色合いに染め上げ、
加工を楽しまれている鉱物でもあります。

オニキスは、もともとはアゲートの中でも、直線的な縞模様のあるもの
(バンデッド・アゲート)のことを意味していましたが、だんだんと幅が広がり、
サードオニキス(赤縞瑪瑙)やブラックオニキス(黒瑪瑙)にも用いられるようになりました。
色は黒色の他、灰色、白、青、茶、黄、赤などバラエティーに富みます。
最近では、商業上の理由などで、黒色のカルセドニーを指すことも多くなっています。
また、現在は単に「オニキス」と言った場合、「ブラックオニキス」を指す場合が多いです。

語源はギリシャ語の「爪(Onyxis)」に由来し、名づけられました。古代インドやペルシャ、
ヘブライ民族の中では、悪霊から身を守る石として強い魔よけの力があるとされ、用いられてきました。
ヨーロッパでは、特にブラックオニキスの漆黒のイメージからか、この石の中に悪魔が閉じ込められていて、
恐怖と悪夢をもたらす「悪魔の石」とも信じられていた時代もありました。
しかし古代インドやペルシャ、ヘブライ民族がかつて「魔除けの御護り石」として用いていたように、
現在では悪霊から身を守る、強い魔除けの石の一つとして愛されています。

古来より魔除けの石として崇められてきたオニキスですが、困難な状況や混乱した状況、
精神的や肉体的なストレスが強い時のサポーターとしても力を発揮します。
エネルギーを集中させ、高次の力への協調を促すとともに、個人の力をもたらし、
持ち主が自分の運命を自分で切開いて行けるように助けます。

また、自分の考えを胸に秘めておくことを助ける「秘密の石」でもあり、
一方で身につけた人に起きたことを刻み込んで覚えているとも言われています。

心理面では、自らの中にある二元性に気付かせるとともに統合へと導き、
安定した生き方へと導きます。
肉体面では歯や骨髄、血液疾患、足に効果があるとされています。

ホワイトオニキスは高ぶった気持ちを鎮めて、持ち主がおだやかな気持ちを取り戻せるようにサポートします。
怒りや不満、あらゆるネガティブな感情や思考を浄化して、マイナス思考を払拭し、魔を退けます。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

インド・ブラジル・中国

◆鉱物学的データ

化学式 SiO2
結晶 潜晶質
劈開 なし
光沢 ガラス光沢
モース硬度 7
比重 2.65
分子量 60.0843
金属元素重量分率 Si 0.4674

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