石言葉　心の鎮静をはかり、バランスをとる

◆精神面・肉体面の働き
あなたの心を静め、落ち着きをもたらします。 また、不要な感情の浄化を行い、
静けさのなかに身をおくことを教えてくれます。感情のバランスをはかり、深い鎮静を行います。

◆歴史・知識

セレスタイトはストロンシウムの鉱物で、1761年にイタリアのシチリア島で発見された、
バライト系の鉱物になります。
ジプサム（石膏）やハーライト（岩塩）などと堆積鉱床中に共産し、
また、石灰岩や苦灰岩中の空洞中ににストロンシウム鉱やカルサイト（方解石）、
フローライト（螢石）などにともなわれて共産します。

斜方晶系に属する板状、または短冊状の結晶体でみられるほか、繊維状のものが平行または放射状に密集し、
ボール状になったものや、粒状、葉片状などのものもみられます。
色は、無色や灰色、帯緑色、帯黄色、帯橙色、帯赤色などがみられますが、和名の「天青石」が示す通り、
天高く澄み渡った空のような美しい青色が有名です。
澄み渡った空のような青色の発色は、主成分である硫酸ストロンチウムによるもので、
この物質は加熱すると鮮やかな紅色の発色があるため、花火などに利用されています。

名前の由来は、その美しい色合いから「celestial（大空の色）にちなんでドイツの鉱物学者である
ウェルナーによって「セレスタイト（空の色の石）」と名付けられた、という説と、ラテン語の
「coelesitis（天・天国のような）」という単語からきている、という説があります。

「休息」の石言葉を持つことでも知られるように、
非常に穏やかで優しい気持ちになれるような青色をもつ鉱石で、
清浄、博愛、魂の浄化をあらわすとされています。
その優しい青色は心に柔らかく作用し、ストレスを軽減して心に平安と安定をもたらすとされています。
創造力や表現力を養い、その高い波動は持ち主を高次の意識へと導くとも言われています。
オーラを癒して真実を明らかにすることから、バランスと調和をもたらしてくれる石の一つでもあります。
何者ともぶつからない優しい波動は紛争の解決を助け、
ストレスのある状況や環境でも調和のとれた雰囲気を維持出来るように助けます。

深い安らぎをもたらすことから、新しい経験にも積極的に取り組んでいけるように助けます。
鎮静の効果もあり、激しい感情を鎮めて心配を取り払い、
ストレスに影響されない明瞭な頭脳と円滑なコミュニケーションを助けます。

サードアイチャクラの上に置くことで、
全てのものとの平和的な共存・完全な調和への可能性へと持ち主を開かせるとされています。

肉体面では、古来では消化器に関わる病気の治療に用いられてきました。
痛みを解消して持ち主に愛を呼び込み、優れた癒しの効果を発揮します。

また、目や耳の不調にも良いとされており、毒素を排泄して細胞を正常かさせると言われています。
鎮静の効果があるため、筋肉の緊張を和らげてストレスなどの精神的な苦痛を鎮めてくれます。

また、喉のチャクラを開いて癒します。

◆主な産地

マダガスカル

◆鉱物学的データ

化学式　SrSO4
結晶　斜方晶系
劈開　一方向に良好
光沢　ガラス光沢
モース硬度　3.0～3.5
比重　3.89～4.19
分子量　-
金属元素重量分率　-