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6月20日の誕生石 ヘマタイトインローズクォーツ

英名 Hemutite in Rose Quartz

 

和名 赤鉄鉱入り紅水晶

 

流通名 ヘマタイトインローズクォーツ

石言葉 女性の美と健康を保つ・愛を護る

◆精神面・肉体面の働き
あなたの気持ちを静め、感覚を鋭敏にします。直感力を高め、第三の目を刺激します。
あなたの感情の鎮静をはかり精神面のバランスを保ちます。

◆歴史・知識

ヘマタイトインローズクォーツはその名の通り、ローズクォーツ(紅水晶)の中にヘマタイト
(赤鉄鉱)が内包された鉱石になります。

ローズクォーツは代表的なペグマタイト性鉱物である石英グループに属し、ピンク色、
またはローズ色の石英(クォーツ)のことを指します。和名が示すように紅色~桜色の可愛らしい水晶で、
塊状のものは各地から産出されますが、透明感のある良質な結晶状のものは、
限られた産地でしか産出されないことが知られています。

発色要因であるアルミニウムや酸化チタンの微細な結晶が鉱物中に分散しているため、
透明度が低いのが特徴とされていますが、産地や鉱脈により様々な説を持つため、
正確な発色の原因はまだ特定をされていません。
愛の石として非常に親しまれている石の一つですが、その歴史は古く、
古代ローマ時代から印章指環などに使用されていました。
ヨーロッパでは、「激愛の戦士」を称えて、制約のある愛を貫いた人に贈られていたそうです。
また、ギリシア神話では美の女神「アフロディーテ」の石としても伝承されています。
「ラブストーン」とも呼ばれ、恋愛や愛情面に力強いサポートを与えてくれると言われています。

対して、内包されているヘマタイトは酸化鉄の鉱物で、塩化鉄が炭酸石灰、
または水素蒸気が反応を起こして生じた接触鉱床中に雲母状結晶の集合体(雲母鉄鉱)や
火山の噴気孔に薄板状の光輝の強い結晶体(鏡鉄鉱)、葉片状結晶の集合体で産出されます。
軍神マルスの守護を得られる石として、古代ローマでは線上に赴く際にこの石を体にこすりつけることで、
怪我をしても生きて帰れると信じられてきました。
鉄を主成分とする鉱石で、血液とも関係が深いと伝えられています。

柔らかく優しい愛の石であるローズクォーツの中に力強いヘマタイトが内包された魅力的で面白い鉱物です。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

マダガスカル

◆鉱物学的データ

化学式 SiO2(ローズクオーツ)・Fe2O3(内包されているヘマタイト)
結晶 三方晶系
劈開 完全
光沢 ガラス光沢
モース硬度 7.0
比重 2.65
分子量 60.0843
金属元素重量分率 Si 0.4674

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