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12月21日 マラカイト

英名 Malachite

 

和名 孔雀石

 

流通名 マラカイト

石言葉 緊張を和らげ安眠を促す

◆精神面・肉体面の働き
あなたの中のネガティブでマイナスの感情を払拭し、精神面の安定をはかります。
感情の沈静を行い、緊張感を和らげます。安眠を促します。
魔をよけ、ネガティブなエネルギーからあなたを護ります。

◆歴史・知識
マラカイトは銅鉱床、その他の金属鉱床の酸化帯に見られる二次元鉱物で、多くは塊状で産出します。
緑色、明緑色、黒緑色で透明から不透明、ガラス光沢-金剛光沢をもち、条痕色は緑色、
断口はやや貝殻状から不平坦状を示します。
霜柱のように成長し、複雑な模様を示すのですが、
細かい結晶の集合配列からできる独特の縞目模様が美しく、
江戸から明治にかけては荒川鉱山から産出された原石により、印籠の緒締め玉や簪玉に使用されてきました。
また、鮮やかな色彩を持つことから、
古くからエジプトなどで「顔料」として使われ東洋でも岩絵の具と呼ばれていました。
絶世の美女クレオパトラもこの顔料を使用していたと言われており、
最初のアイシャドーとして使用されたとも伝えられていますこの独特の色合いは、
銅鉱物の変質によるもので紀元前4000年ごろから採掘がはじめられたと言われています。
和名は、その模様が孔雀の羽のように見えることから、英名はギリシャ語で色彩のよく似ている
「ゼニアオイ」を示す「Malache」に由来し命名されました。

美しい模様と色合いを持つ事から、彫刻物や宝飾品としても珍重され、
エジプト以外の国々でも日用品や宮殿の壁などに使用されて来たと言われています。
成分の中に毒性を持つため、研磨された状態でのみ用いることが望ましく、
また、石の細かい粒子を吸い込まないよう注意する必要があります。
エリキシルとして用いる際は、石が水に接触しないように注意することが大切です。

強い力を持つ石の一つで、ポジティブとネガティブ両方のエネルギーを増幅します。
霊的なエネルギーを地球にグラウンディングさせることを助け、保護作用を持つ石としても知られています。
ヒーリングストーンとしてもよく用いられ、
大気や肉体の汚染物質やネガティブなエネルギーを吸収するといわれています。
そのため、こまめに水晶クラスターなどでの浄化が推奨されており、
特に使用前後にはしっかりと浄化することが望ましいとされています。

チャクラの障害物を取り除いて活性化し、霊的な導きに同調します。
第三の目の上に置くことで、視覚化と霊的能力を活性化します。
心臓の上に置くとバランスと調和をもたらし、無条件の愛に心を開くことを助けると言われています。
ストレスや緊張を和らげる石としても知られ、
リスクに向かう時や変化の時にも持ち主の情熱的な側面を出していけるようにサポートします。
深い感情や心因性の症状の原因を取り除くと共に、好ましくない結びつきや、
もう役に立たなくなったものなどを壊し、自らの行動、思考、感情に対して責任を負うことを促します。
抑圧を解放して感情表現を促すと共に、他者への共感を育てて
相手の立場に立った時にどのように感じるかを教えます。
性的トラウマなどにも有効とされており、その再生のプロセスを助けます。

太陽神経叢の上に置くと、情緒面での深い癒しを助けるとされています。
ネガティブな体験や古いトラウマを解放し、抑圧された感情を表面化させて深く呼吸する力を回復させます。

肉体面では、月経痛を含む痙攣に有効とされ、出産を促進すると言われています。
そのことから「助産師の石」と呼ばれて親しまれてきたそうです。
女性生殖器と共鳴し、性的な疾患の回復を促します。
血圧を下げて喘息や関節炎、転換、骨折、関節の晴れを和らげる他、乗り物酔いやめまい、
主要、視神経、肝臓、脾臓、副甲状腺にも効果があるとされています。
肝臓の解毒作用を刺激する石の一つでもあり、免疫系の働きを促進します。
また、腰回りに身につけることにより、糖尿病に効果があるとも言われています。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

ザンビア・南アフリカ・ナミビア

◆鉱物学的データ

化学式 Cu2(CO3)(OH)2
結晶 単斜晶系
劈開 1方向に完全
光沢 ガラス光沢−金剛光沢
モース硬度 3.5-4
比重 4.07-4.10
分子量 221.11588
金属元素重量分率 Cu 0.5747

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