石言葉　情緒を豊かに育む

◆精神面・肉体面の働き
あなたの中の緊張感やストレスを和らげます。ネガティブでマイナスのエネルギーを
排除し、感受性を高めます。愛情面の感性をたかめ、情緒を育み、健康な精神をもたらします。

◆歴史・知識
アベンチュリンは、本来は和名を「砂金石」と言い、ヘマタイトやゲーサイトなどの
細かい結晶片を内包することによりキラキラと輝く「アベンチュレッセンス」を示す赤色〜赤褐色のクォーツ
（石英）のことを「アベンチュリン」と呼んでいました。しかし、本来のアベンチュリンは産出量が少ないため、
現在流通している「アベンチュリン」は比較的産出量の多いフックサイト（クロム雲母）を内包することにより
緑色になった「グリーンアベンチュリン」のことを指しています。
クォ−ツァイトの中にクロムの内包されたものも流通しており、
内包されたクロム雲母が平行位に並んでいると光に対してキラキラと輝きます。
この効果が名前の「アベンチュリン」にちなみ、「アベンチュレッセンス」と呼ばれています。
主な産地がインドであり、翡翠に似た色合いだったため、「インド翡翠」などとも
呼ばれ装飾品に使用されていましたが、翡翠（ジェダイド）とは別の鉱物になります。
古代チベットでは洞察力、思考力を高める石と信じられ、仏像の目の部分をこの石で飾り付けていました。

繁栄を象徴するとされ、身につけていると電磁波を吸収し、環境汚染から保護するとも言われています。
思いやりと共感・忍耐力を育み、リラックスを促すことにより、
吃音や神経症を軽減して心を安定へと導きます。怒りやいら立ちを鎮め、情緒面の安定を促し、
心のままに生きられるように助けます。
肉体面では、体内の老廃物を排除し、腎機能を高める力を持つとされています。水分量を正常に保ち、
血圧のバランスをとって代謝を刺激してコレステロールを低下させ、動脈硬化と心臓発作を予防します。

ピンクアベンチュリンは微細なレピドライトが内包しています。
非常に慈愛に満ちた石で、持ち主に思いやりと共感、忍耐を教え、
全てを慈しみ静かに見守ることを教えてくれると言われています。
心に穏やかさをもたらし、神経症を軽減して精神状態を安定させます。
気持ちにゆとりがない時や人に対してイライラしてしまう時には最適で、
ストレスからくる緊張を優しく解きほぐしてくれます。
肉体面では神経系に良いとされ、痛みに直接働きかけて和らげてくれるとされています。
片頭痛や目の疲れにも良いとされ、女性の更年期障害にも良いと言われています。

◆主な産地

インド

◆鉱物学的データ

化学式　SiO2
結晶　三方晶系
劈開　なし
光沢　ガラス光沢
モース硬度　7
比重　2.64-2.69（内包物により変動します）
分子量　-
金属元素重量分率　-