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3月 29日 ゼオライト

英名 Zeolite

 

和名 沸石

 

流通名 ゼオライト

石言葉 ネガティブな環境や感情を吸着し、安心感を与える

◆精神面・肉体面の働き
あなたを取り巻くマイナスの環境や思考を吸収し、あなたの心のバランスを保ちます。
あなたの怒りやマイナス思考を吸収し、心を穏やかに保ちます。

◆歴史・知識
ゼオライトは和名を沸石といい、約700万年もの時間をかけて火山活動によりできると言われる
天然の鉱物グループのひとつです。
アルミノケイ酸塩のなかで結晶構造中に比較的大きな空隙をもつものの総称で、
これに属する鉱物約50種類あると言われています。

鉱物グループとしての定義はケイ素の一部をアルミニウムに置き換えて酸素との比が(Al+Si):O=1:2となる
含水珪酸鉱物で、これらは熱することにより水分を失って不透明になります。

二酸化珪素からなる骨格を基本として一部のケイ素がアルミニウムに置き換わることによって、
結晶格子全体が帯電しており、微細孔空内にナトリウムなどのカチオンを含み、電荷のバランスをとっています。

ゼオライトは放射能汚染が広がった時に、セシウム吸着作用があるとして話題になりましたが、
これは、粉末状にした沸石を別の種類のカオチンを含む水溶液中にいれた際に細孔内と水溶液中で
イオン交換・吸着が起こることによるもので、カオチンの一種であるセシウムやカリウムの吸着効果が
あることから除去に良い、という発想が生まれました。

このイオン交換能の性質は水質改良剤としても用いられ、その用途は浴用の他にも、
衣料用洗剤などにも使用されています。
他にも、触媒としての利用や、吸着効果を使用した有機物質やバクテリアの繁殖、また、
食品の脱水などにも広く使用されています。

鉱物学的にはとにかく多くの種類をもつグループであるために、
組成を調べる際には各石の名称により確認することが大切です。
名称は、1956年、スウェーデンの鉱物学者であるCronstedtがアイスランドの火山岩の調査中に発見し、
命名しました。
水とアルミノケイ酸塩の結びつきが弱いために加熱すると容易に水を分離して、
その様子が沸騰しているように見えるところから、ギリシャ語で「沸騰する」を意味する
「Zein」と、「石」を意味する「Lithos」をあわせてつけられたと言われています。

非常に広範囲に含まれる鉱物グループの一つで、微細なものを含めると火成岩、堆積岩、変成岩のすべてにおいて、
多様な鉱物に含まれています。
水の富んだ場所で産出することが多く、また、−100度程度の低温の熱水から晶出します。
そのため、溶岩と水が相互作用する温泉地帯・枕状溶岩や、ペグマタイト鉱床での末期の精製物、
岩石の隙間に地下水が侵入する場所などでよくみられます。

特に、溶岩と水が相互作用する場所では大きな晶洞が生じやすく、
良質で美しい鉱物標本になるようなものがたくさんみられます。
日本国内では、北海道、東北、北関東、中国地方などで産出し、特に島根県で多く産出します。

このようにパワーストーンというよりも、地球を構成する一部として、
私たちの生活に広く利用されているゼオライトですが、持ち主の力強さと耐久力を養い、
邪悪なものや悪霊から身を守る力があるとされています。
大地の恵み、自然の恩寵、再生を表す鉱物で、田畑や農地の浄化に用いられ、
作物や家畜を健やかに成長させて豊穣となるように導く力があるとされています。

肉体面ではデトックスによいとされ、体内から毒素を取り除き、他には喉の不調を改善する力があると言われています。

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◆主な産地

日本

◆鉱物学的データ

化学式 混合物により異なります
結晶 混合物により異なります
劈開 -
光沢 -
モース硬度 3-5
比重 混合物により異なります
分子量 混合物により異なります
金属元素重量分率 混合物により異なります

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