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3月 13日 ブラッドストーン

英名 Bloodsotne

 

和名 血石・血玉石

 

流通名 ブラッドストーン

石言葉 献身の象徴・困難を乗り越える

◆精神面・肉体面の働き
この一つとして同じ色をもたない深い色をもつ石は、あなたの混乱にした心を落ち着かせ、
安心感をもたらしてくれます。
血液に関連した肉体の活性化をうながし、健康を保ちます。

◆歴史・知識
ブラッドストーンを含むジャスパーは、石英の微結晶集合体(潜晶質石英)であるカルセドニー(玉髄)のなかで、
不純物が20%以上の、不透明で濃色なものをさします。

混入された成分により、様々な色と模様、形態を持ちます。
例えば、日本の佐渡の赤石にも代表される、酸化鉄の含有によって赤色を示すものや、
青瑪瑙と称される暗緑色・暗青・暗緑褐色色のもの、また、縞模様のあるもの、団球状で累帯構造のもの、
ジャスパーとオニキスとの縞状をなす縞瑪瑙に似たもの、
珪化木の一種であるジャスパーライズド・ウッドと呼ばれるもの、オパールとの中間性のオパール・ジャスパー
(蛋白碧玉)、粘土が火成岩の変質を受けてできたポーセライン・ジャスパー(陶碧玉)などのものがあります。
日本では新潟県佐渡地方の「赤玉」、島根県松江市玉造の「玉造石」、青森県津軽地方の「錦石」などがジャスパーになります。
また、ギアナ高地には、表面に現れている川床の全てがジャスパーで形成されている地形が存在しています。
ただし、この地は諸国の国立公園に属し、ユネスコ世界遺産指定地域にもなっているため、
宝石としての採取がなされる産地はこれ以外の土地になります。

非常に多色性に富み、加工もしやすかったことから、ジャスパーは古くから装飾品やお守りとして使用されていました。
東アジアでは勾玉や管玉、印材や指輪、花瓶、簪、庭石 などに使用されていました。

アルベルトゥスの「鉱物書」ではイアスピスと呼ばれ、古くから「聖なる石」として崇められてきた鉱物で、
身につけると太陽のエネルギーと共鳴して大きな保護力がえられるとされてきました。

「最高の養育者」と知られるジャスパーは、持ち主の心を育み、平穏と全体性を与え、
ストレスを受けた時は支えと後押しを与えます。
落ち着きとバランスをとることを教え、ヒーリングに用いることで人生の全ての局面を一体化させると言われています。
また、人々に互いに協力しあうことを思い出させるとも言われています。

多色を持つジャスパーは、その色により各チャクラに対応し、調整します。
シャーマニックジャーニーを容易にし、ドリーミングを適切にできるように導きます。
地球に繋がる石の一つであるジャスパーは、グラウンディング力の強い石のひとつでもあり、
持ち主に保護をもたらしてエネルギーと体を適切に一体化させていきます。

ネガティブなエネルギーを吸収し、チャクラとオーラを浄化して調整し、陰陽のバランスをとって
肉体・情緒体・精神体・エーテル体領域を協調させます。
放射線や電磁波の汚染、環境汚染を取り除いて、ダウジングのサポートをすると言われています。

持ち主が人生を追求していくにあたり、適切な決心をもたらし、問題に対して積極的に、
また、真剣に取り組む勇気をもたらします。
心の養育の指導者であるジャスパーは、自分自身に正直であることを教え、対立が避けられない時には適切に向き合い、
乗り越えられるようにサポートします。

また、迅速な思考を助けて組織能力やプロジェクト完遂能力を促進します。
また、想像力を刺激して、考えを行動に移させることから、思い描いたことを適切な時期に、
適切に実行していけるようにサポートします。

色別にみていくと、赤色を含むものは判断を正しい方向に導く力があるとされ、青色を含むものは
未来との繋がりの意識を、黄色がかったものは船での冒険や旅行を安全なものにすると言われてきました。

肉体面では、バランスをとり肉体を活性化することから、長期化した病気や入院期間中を支えると言われています。
中世ヨーロッパでは聴力や嗅覚の回復を促す力があるとされ、他には腎臓や堪能、
脾臓のあたら気を高める効果があると言われていました。
循環器、消化器、生殖器の働きを助けて、体内のミネラル量のバランスを整えると言われています。
また、少し変わったところでは、持ち主の生命力にダイレクトに働きかけることから、
性的な喜びを長引かせると言われています。

ブラッドストーンはジャスパー(碧玉)の一種で濃い緑色の中に赤い斑点模様があるのが特徴です。
その名が示す通り、緑色の中に散る赤い斑点が血のように見えることから、この名がつきました。
この、血を模したようにみえる赤い点は酸化鉄によるものです。
赤い点紋は十字架にかけられたキリストの聖なる血が落ちたものと信じられ、
非常に神聖なものとされたようで、3月の誕生石にもなっています
古来はこの鉱物はエジプトのヘリオポリスでよく採れたために、「ヘリオトロープ」と呼ばれたこともあったそうです。
特にインド産のものが良質とされています。

歴史は古く、古代エジプトではこの鉱物を粉にして蜂蜜を混ぜたものを止血剤として用い、
ローマ人はこの石でできた鏡で天体を見たと言われています。
ギリシャ神話では同じヘリオトロープという植物と共に、体をこすると自分の姿が見えなくなるとされ、
兵士たちは傷を受けないお守りとして戦場に持って行ったと伝えられています。
また、緑は大地のエネルギー、赤は魔を寄せ付けない色として、印章や首飾りを作って身に付けたそうです。

キリストの聖血のイメージを強く持つブラッドストーンは、献身を象徴とし、
困難を乗り越える力を授けると言われています。
また、優れた血液浄化作用と強力な癒しの作用を持ち、天気をコントロールし、悪やネガティブなものを追い払い、
霊的エネルギーを導く力を与えるというような、神秘的で魔術的な特性があると信じられてきました。
特に導きを与える際に音を発することから、古くは「オーディブルオラクル」とも呼ばれていたと伝えられています。
直観力を高め、創造性を強化してグラウンディングと保護作用に効果を発揮します。
自分自身を保たせることで持ち主に好ましくない影響を遠ざけ、夢を見ることを促して強力な活性化作用を発揮します。

持ち主に本当の勇気を与え、時には戦略的に撤退することや、危険な状況を柔軟に避ける方法を教え、
今、この瞬間に行動できるようにサポートします。

混乱の中にあってもこころを沈め、自分の意志を持って無私無欲で最善のものを選び取る意思決定ができるように導き、
持ち主が精神的に消耗してしまった時には心を活性化させて自分自身を保つ術を伝えます。

不慣れな状況への適応を助け、過敏になりがちな神経を鎮め、攻撃性や焦燥感を解消します。

また、献身的でありながらも強いグラウンディング作用をもつことから、スピリチュアルを日常生活にいかす術を伝え、
持ち主がスピリットと同調して心身ともにスピリットを発揮できるようにサポートします。

肉体面では血液の病気に良いとされています。
エネルギーの浄化や免疫系の刺激、リンパの流れを刺激し代謝プロセスを高めます。
血液を浄化して肝臓や超、腎臓、脾臓、膀胱を解毒し、血流の調整と促進を促して循環を助けると言われています。
膿にも効果があるとされ、膿の産生を軽減すると共に過酸化作用を無効化します。
血液の働きを助けながら毒素を取り除くことから、白血病にも良いと伝えられています。
また、古代エジプトでは腫瘍を小さくするために用いられていたそうです。
下部のチャクラを浄化し、それらのエネルギーを調整します。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

インド

◆鉱物学的データ

化学式 SiO2
結晶 潜晶質
劈開 なし
光沢 ガラス光沢
モース硬度 インド
比重 2.65
分子量 60.0843
金属元素重量分率 Si 0.4674

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