英名 Morganite
和名 モルガン石
流通名 モルガナイト
石言葉 素直な心・純愛
◆精神面・肉体面の働き
この柔らかく心をなだめてくれる石は、あなたの心を穏やかになだめ、あなたがあなたらしく素直になれるように、
あなたの心を愛にゆだねられるように、優しく導いてくれます。
◆歴史・知識
モルガナイトは、エメラルドやアクアマリンと同じ、「ベリル」グループに属する鉱石です。
花崗岩ペグマタイト中に短・長柱状結晶体で産出するベリルの和名は「緑柱石」と呼ばれ、名前の通り、
六角形の形をした柱状に結晶するという特徴を持ちます。
ベリルは色別に呼び名がわけられており、ベリルの中でもピンク色、淡赤紫色のものがモルガナイトと呼ばれています。
ベリルらしい六角柱状の他にも、塊状や緻密、円柱状の晶癖をもつものもあります。
モルガナイトはマンガンを含有し、その作用により、ピンク色を示します。
また、微量のセシウムを成分としていることから、他のベリル類よりも屈折率や比重が高いという特徴を持ちます。
透明ないし半透明でガラス光沢を持ち、劈開は不明瞭で断口は不平坦状〜貝殻状を示します。
名前の由来は1911年に、宝石愛好家のJ・P・モルガンの名にちなんだもので、
ティファニーの宝石顧問クンツ博士が「モルガナイト」と命名しました。
他にも「ローズ・ベリル」「ボロビエバイト」などの別名を持っています。
透き通る淡い色の中から浮かぶ優しい色は、愛情、清純、優美を象徴するとされています。
独自に養われた洞察力と鋭い直観力で、物事の真実性を見極める力を養うとされています。
持ち主に必要なことのみを行う方法を教え、ストレスの多い生活に対処して不要な重荷を
減らしていくことを助けます。宝冠のチャクラと太陽神経叢のチャクラを開いて活性化します。
持ち主を勇気付け、ストレスを軽減して心を沈め、気を散らすようなものを上手にフィルタリングしながら
過剰な刺激や多すぎる情報を適切に軽減し、それによって持ち主がゆとりをもってポジティブなものの見方を
できるように助けます。
過剰な分析や不安を不正で、ものごとを素直に受け取れるようにサポートします。
また、倦怠期を迎えてしまった夫婦間に愛を呼び起こす、とも言われています。
特にモルガナイトは、愛を引き寄せて維持することに長けています。
愛情のこもった思考や行動を促し、思いやりのこころと知恵を与え、
思考を明晰にして無意識的な恐怖心を解消する力をもつと言われています。
優しいピンク色は心臓のチャクラと臍のチャクラの浄化と活性化を行い、神経系に効果をもたらします。
霊的な進化を妨げている逃げ道、かたくなな心、利己主義への認識を防いで、魂のレベルで、
求めているものに気づけるようにサポートします。
また、癒しや変化に対する意識的、または無意識的な抵抗を解消し、被害者意識を取り除いて
無条件の愛と癒しを受け入れるためにハートを開かせる強い力を持ちます。
肉体面では、古くは心臓と肺の病気の治療に用いられていたとされています。
また、呼吸器の不調を改善する力があるとも言われています。
クラスター | セージ | 水晶さざれ | クリスタルチューナー | 太陽光 | 月光 | 水 |
◎ | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ✖ | ◎ |
◆主な産地
ブラジル
◆鉱物学的データ
化学式 Be3Al2Si6018
結晶 六方晶系
劈開 不明瞭
光沢 ガラス光沢
モース硬度 7.5-8
比重 2.9-3.0
分子量 537.501824
金属元素重量分率 Be 0.0503 Si 0.3135 Al 0.1003