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2月13日 スミソナイト

英名 Smithsonite

 

和名 菱亜鉛鉱

 

流通名 スミソナイト

石言葉 エネルギーの変換とサポート

◆精神面・肉体面の働き
柔らかい波動をもったこの石は、あなたの心の凝りを優しくときほぐし、
あなたが未来や信頼と希望をもって前進できるエネルギーの変換とサポートを行います。

◆歴史・知識
スミソナイトはカルサイト(方解石)グループの鉱石の一つで、
硫化亜鉛に富む鉱床の酸化によって生じる硫酸亜鉛水と石灰岩の作用で発生する鉱物です。
一般的に、異極鉱・珪亜鉛鉱・水亜鉛土・白鉛鉱・孔雀石・藍銅鉱・水亜鉛銅鉱・硫酸鉛鉱などと共に産出します。

六方晶系の菱面体結晶で発見され、腎臓状やブドウ状、結晶質の皮膜状でも発見されます。
色は無色や白色になりますが、結晶構造で発色性のイオンを取り込んだ場合、
Coでピンク色、Cdで黄色、Cuで緑色などを示すもものも存在します。
透明、ないし不透明で、ガラス光沢や真珠光沢土状光沢を帯び、劈開は完全で断口はやや貝殻状—不平誕生を示します。
条痕は白色です。

異極鉱(ヘミモルファイト)と似ていたことから、
異なる鉱物であると理解されるまでは同じものとして鑑定されていた過去もあるそうです。
その頃のなごりの「カラミン」という名称はいまだに使われているため、二種は違う鉱物であることに注意が必要です。

「スミソナイト」の名前は、スミソニアン研究所の創立者、「J.Smithon氏」の名前にちなんでつけられました。
実はこのJ.Smithon氏が1832年、スミソナイトとヘミモルファイトは違う鉱物である、と発見した学者になります。
「ボナマイト」と呼ばれることもあります。

メキシコチワワ州は、良質なスミソナイトが産出されることで有名でしたが、年々その産出量は減っているとされています。

古くはギリシャ神話時代のテーバイ王を指す「カドモス」にちなみ、ギリシャ語で「カドモスの土」を意味する
「カドメイア」と呼ばれて愛された鉱物とされており、かつてはその地方で産出されていたのではないかとされ、
古来から愛されていた鉱物の一つであることが伺えます。

好感・信頼・良識の象徴とされるスミソナイトは、非常な穏やかな外観の通り、
心や精神に優しく働きかける石とされており、トラウマや恐怖・不安などの混乱した感情を沈め、
ネガティブな感情を払拭すると言われています。
静寂をもたらし、持ち主の恐れや不快な感情の解消を助けて、思いやりに満ちた好ましい結果へと導いてくれるとされています。
限界点に達してしまったようなストレスを解消し、衰弱した神経を癒すのに良いとされており、
特に困難な幼少期を過ごした人や、愛されていない、望まれていない、などの不安感の強いひとに最適とされています。
優しくおおらかで温かいエネルギーにより、インナーチャイルドを優しく慰め、精神的な虐待の影響を軽減すると言われています。

深くまで働きかけるこの石の作用はとても穏やかで、精妙なレベルで持ち主の癒しの過程をサポートしていきます。
そのため、意識的な認識をもたらすには、他のクリスタルとの組み合わせが必要になる場合があります。
傷ついた心を癒す、というよりも、気分を解きほぐし、心身に安らかさ、
穏やかさをもたらすことで持ち主自身の自然な癒しの過程をサポートします。

このように、非常に穏やかな作用の石ですが、心理面では指導者としての資質を助けることもあります。
困難な関係を助けて安定したバランスの中へと持ち主を導き、
調和と外交力をもたらして持ち主自らが不快な状況を改善できるようにサポートします。

肉体面では免疫系によいとされ、また、肝臓の働きをよくして循環を助けることから、
肌あれを改善に導き体内の毒素を除去するとも言われています。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

メキシコ・アメリカなど

◆鉱物学的データ

化学式 ZnCO3
結晶 三方晶系
劈開 菱面体方向に完全
光沢 土状光沢
モース硬度 4.5-5
比重 3.98-4.43
分子量 125.3992
金属元素重量分率 Zn 0.5214

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