石言葉　思慮深い指導者への成長

◆精神面・肉体面の働き
ハイパーシーンはマグネシウムと鉄と珪酸塩固溶体であるパイクロシーン（輝石）の一種で、エンスタタイト族鉱物になります。
ブロンザイトとほぼ同じ化学組成を持つとされており、
内部に含まれる鉄分が１０％～30％だとブロンザイト、30％以上のものをハイパーシーンと呼んでいます。
正式な鉱物学名はエンスタタイトで、マグネシウムを含むもののみがエンスタタイトと呼ばれます。
語源はギリシャ語で「対抗する」を意味する「Enstates」からきており、高温に非常に強く、
1400℃に加熱しないと溶解しないことから、火に対抗しているようだということで名づけられたそうです。

ハイパーシーンは流通名で、この名はギリシャ語で「超越」を意味する「Huper」と、「強さ」を意味する「Sthenos」から命名されました。
一般的にはこちらの流通名の方が知られています。

持ち主が強い意思と責任感を持つことをたすけ、物事に積極的に取り組むための活力を与えます。
「指導者の石」とも呼ばれるように、リーダー的な役割にある人や人を育てる立場の人のサポートを得意とします。
自分自身の成長を通して周囲へ良い影響を与え、模範的な人物となることを助けます。
古代では心肺機能の働きを正常に保ち、鉄分などの吸収作用を増強するとされてきました。
黒色の中にピンク系や黄色系のシラー効果のでる美しい鉱石です。

◆歴史・知識

メキシコ・アメリカ・カナダ・ブラジル

◆主な産地

メキシコ・アメリカ・カナダ・ブラジル

◆鉱物学的データ

化学式　組成により異なるが、火成岩の中でSiO2を４５?５０％ほど含むものを指す。
結晶　斜方晶系
劈開　直交する二方向
モース硬度　5.5～6.5
比重　3.35
分子量　-
金属元素重量分率 –